もう、「売り方を理解しただけ」では戦えない。

最近、コンテンツビジネス界隈のTwitterを見てると、みんな同じことしてて笑えるなと思っているすずです。
(ちょっとブラックおすずが顔を出してるここ数日)

というのも、これはTwitterだけじゃないんですが、「こうすれば売れる!!」「売れるためには〇〇ができればいい!」みたいな発信ばっか見かけるんですね。
(リプ周りがどうのとかTwitter伸ばすのがどうのとか言ってるのはもう論外)

で、この現状をちょっと俯瞰して見てみるとわかるんですが、みんながみんなして同じことを言ってるってことは、「提供される情報のクオリティ」というのはもう平均的になってきているってことなんですよね。

それに気づかない人たちが、みんな同じ方向へと向かって歩き、同じことを口にしていて、同じような売り方をしている、と。

想像してみてください。
冷静に考えてみたらかなりコワイ状況じゃないですか、これ。

同じことを言いながらたくさんの人がゾロゾロと歩いてるさまをドローンで上から見てみたら、めちゃくちゃキモチワルイと思うんですけど、どうでしょう。
(まるでウォーキング・デッド)

こういうコンテンツビジネス界隈のTwitterを見ていると、正直モヤモヤしてたまらんのです。

そんなんしてたらいつまでも変わらないことに気付けよ、と内心思っております。(お口が悪いぞ)

事実、「個人でも稼げるようになる」という明るい未来を夢見て、情報発信だのコンテンツ販売だのを学びだしたはいいものの、途中で進む先がわからなくなり、未来が見えなくなって挫折していった仲間たちを、ここに来るまでに大勢見てきました。

途中まで私と同じ知識量だったはずの人さえも離脱していく始末。

で、「なんでそんな大量に離脱しちゃうんだ?」と考えてみて気づいたんですが、彼らはみんな、ロジックで塗り固められた『売り方』だけで勝負しようとしていたんですよね。
(そりゃ売れるわけもなく挫折もするよね)

そんなこんなで、売り方だけで戦おうとする人が多すぎるので、今回は「もう、売り方を理解しただけでは戦えない」というテーマでお話していきます。

コンテンツビジネス界隈のTwitterをパーッと見てみると、「ものを売るには『集客→教育→販売』だ!」とか、「教育ができれば売れるようになる!」とか、やれ「クロージング」だ「ライティング」だと、ロジックやスキルについての情報が溢れかえっているのがわかるかと思います。

でも、これらは全部、コンテンツの「売り方」に該当します。

つまり、これらを理解し、身につけただけでは、もう継続的に売れ続けるのは不可能だということです。

「は? クロージングで、ライティングで、結果出てますけど??」

結果が出ているという人は、その結果にたどり着くまでの設計が上手だったのでしょう。ちゃんと「あなた自身のことを好きな人」には、そういったスキルも意味があって、効果を発揮してくれますし。(てか、スキルってそういうもん)

だからもし、「クロージング”だけ”」「ライティング”だけ”」で結果が出たとしても、きっとそれは単発で終わるものでしょう。その先は?と聞かれて、胸張って答えられる自信があれば別ですが。

私は日頃からTwitterやnoteで「”あなたらしさ”を磨くことこそ、継続して稼ぐために必要だ」と言っているんですが、それにはちゃんと理由があって、

現代って、ものを買うとき、「どれを買うか」じゃなくて「誰から買うか」になっているんですよね。(これもTwitterで言ってましたが)

これは最近始まったことではなく、もうとっくに起きていることでして、

たとえばAKB48って、「CDを買って初めて握手会に参加できる」し、オーディションからデビューまでを見る人に届ける、いわば「オーディション番組」も、K-POP界だけでなく、日本でもたくさん出てきているんですよね。

なんならモー娘。はオーディション番組の先駆けと言ってもいいでしょう。(黄金期のハロヲタ)

これらに共通することは「応援する」ということ。

つまり、「応援することそのもの」が、価値になっているんです。

「応援したい」からお金を出す。
YouTuberとかVTuberでも同じことが言えますよね。

YouTubeの生配信には「スーパーチャット」という投げ銭機能があるんですが、そのなかの「赤色のスーパーチャット」って、チャット投げるだけで一万円とか余裕でするんですね。

それを、何十人もの人がYouTuberに向けてためらわずに投げるって、「応援したいという気持ち」以外に、どんな説明ができるでしょうか。って話なんですよ。

彼らは「チャット投げてね!」なんてお願いもしてないし、「売り方をめちゃくちゃ勉強している」わけでもないんです。好きなことやってるだけ。

ここで冒頭の「情報のクオリティが平均化されてきた」という話を思い出してほしいんですが、

「だれから受け取っても中身(情報)が同じなら、『どうせなら』あの人から受け取りたい」って気持ちになるのが自然じゃないですか?

これって、「応援したい」ってのと通じると思うんですね。情緒的な価値。

スキルだけの情報を得たいんなら、本でも読んでればいい話なんです。精査されて作られてるから、本のほうが圧倒的に質がいいですし。

じゃあどうしてコンテンツビジネスがここまで盛り上がってるのか?というと、「誰かを応援したい」「誰かの人生を追って、消化したい」って気持ちが、私たち人間にあるからです。

要は、ストーリーを消化したいんですよね。
だから応援したいとか、気になるとか、そういう感情が生まれる。

こういう「感情に訴える」って部分は、「売り方」というノウハウだけではもうどうにもならないですよね。

売り方だけを学んでて、それだけで戦おうとしてるって人が、もしこれを読んでくれているのなら、今すぐ「あなたらしさを磨く」ことに力を注ぐべきだと、私は思います。

自分らしさって、要するに個性で、磨けば磨くほど、誰にも負けない武器になります。

自分らしさが全面に出せるようになれば、誰かの心に残って、「応援したい」「追っかけたい」って潜在的に思ってくれる人が現れる。

そこでスキルやノウハウを持ってくるのが、正しい使い方なのでは?と思うのです。

今の自分がどこにいて、これからどこへ進めばいいのか、そしてそれが正しいことなのか。定期的に立ち止まって考えるのも必要だなあと思うのでした。

というわけで、今回はこんな感じ。ではまた〜

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